第4世代iPod復活

2004、5年に在外研究でカリフォルニア州に住んでいるときに、South Coast Plazaのアップルストアで購入したクリック・ホイール、白黒液晶、40GBの第4世代iPodの改造です。さすがに15年経過して動かなくなりました。むろん、今持っているiPhoneに音楽を入れているので、そちらを使えばいいことですが、やはり思い出の品なので復活にチャレンジしてみました。作業はバッテリー交換と、内蔵ハードディスクのSSD化です。

ネットの情報を参考にしました。おそらく最大の難関は金属製の背面カバーの取り外しです。これはネジで固定してあるのではなく、がっちりはめ込みになってます。交換用バッテリーに付属してきたプラスチック製の棒で、先端がヘラ上になっている部分を本体と背面カバーの間に少しずつ差し込んでカバーをずらして外します。おそらく全体の作業量の90%ほどの作業で、液晶面を割ってしまったひともいるようなので、慎重を要します。

背面カバーが外れれば、後は簡単でした。内部のリボンケーブルを切らないように気を付けてバッテリー、ハードディスクを外して新品に交換するだけです。ハードディスクの方はあまり大容量にしてもクリックホイールで選曲する関係上、アルバム・曲数が多いと目的のものを出すのにやっかいです。そこでCFアダプタに64GBのマイクロSDカードを入れ、「変換名人 CFカード → 東芝1.8″IDE変換アダプタ」でSSD化したハードディスクを交換すれば作業完了です。この手の作業に慣れないひとでも、2時間あれば十分の作業です。完成した改造iPodのフォーマット後の空き容量は54GBで、十分な容量になりました。コストは3千円弱なので、愛着のあるiPodとパソコン(iTunesを使うので)を持っていなければ、ここまでやる必要はないかもしれません。

こうして復活したiPodに沖縄民謡を入れて、楽しんでいます。むろん、現代のデタラメうちなーぐちの歌手ではなく、「本物の唄三線」で紹介した名人のものです。このiPodがいつまでもつか分かりませんが、元ラジオ少年の暇つぶしでした。